首絞めじゃなくても同じ快感は得られます
前回は首絞めのリスクについてのブログを書きました。
危ない危ないという話ばかりで終わってしまいましたので…、今回はその続きです。
首を絞めずに同じくらいの快感を得られる方法のお話になります。
なぜ怖いことが気持ちよくなるのか
以前のアナタの知らない首絞めの世界…というブログで、首絞めの快感は恐怖心や支配感、服従心から生まれるのではないか、という話しをしました。
今回はもう少しだけ、そこを深堀りしてみます。
首絞めに限らず、SM的なプレイで女性が深い快感を得るには、大体3つの精神的な感情が揃っています。
このまま意識が飛ぶのではないかという恐怖。
こんな格好をさせられて、こんな声を出してしまってという屈辱。
そして、逃げられない、自分では決められないという服従。
この3つが同時に揃った時に、脳のリミッターが外れるのではないかと考えています。
邪魔をしているのは自分自身
普段、人は自分のことを見張っています。
こんなに声を出したら恥ずかしい。
こんな淫らな顔を見られたくない。
変に思われたらどうしよう…。
この見張りが、快感のすぐ手前で毎回ブレーキをかけています。
気持ちがいいのにイケないと悩んでいる女性の多くは、身体の問題ではなくこの見張りが強すぎるだけ…というのが、自分の見立てです。
ところが恐怖・屈辱・服従が揃うと、自分自身を見張っている余裕がなくなります。
恥ずかしいとか、どう思われるとか、そんなことを考えている場合ではなくなる訳です。
その瞬間に、初めて全部がクリアになります。
過去のブログで「イクのが怖い」女性のお話も書きましたが「自分じゃなくなるみたいで怖い」と、おっしゃる方は本当に多いです。
ただ、その「自分じゃなくなる」こそがゴール(目的地)だったりします。
怖いと感じているものと、求めているものが、実は同じだということですね。
首絞めは入口のひとつでしかありません
ここまで読んで気づかれた方もいるかと思いますが…。
この3つの感情を作るのに首絞めは必要ありません。しかも首絞めは数ある快感の入口の中で一番リスクの高い行為です。
もっと安全で、もっと確実な快感の入口が他にもあります。
自分が施術で使っているのは概ね次の3つです。
① 見えなくする
アイマスクや全頭マスク一枚で見える世界が変わります。
視覚が消えると皮膚の感度が上がりますが、これは気のせいではなく、入ってくる情報が減った分だけ脳が残りの感覚に配分を回すからだと言われています。
そして何より、見られていないと錯覚できることが大きいです。
自分の顔がどうなっているか、どんな表情をしているか…、それを気にしなくてよくなりますので。
初めての女性に最初に使うのは大体コレですね。
② 動けなくする
緊縛(きんばく)というと身構える方が多いのですが…。
別に、強く縛る必要はありません。
手首を軽くまとめるだけでも構いませんし、「手は頭の上、動かしたらダメ」と言われるだけでも効きます。
自分の意思では身動きができない・外せないという状態が作れれば、それで十分だということです。
自由がないということは、責任もないということでもあります。
されてしまったのだから仕方がない…。
この自分自身への言い訳こそが、人を自由にしてくれるように思います。
③ 分からなくする
3つの中では、これが一番強いかもしれません。
次に何をされるか教えない。
いつ触れられるか分からない時間を作る。
触れると見せかけて、触れない。
待っている間に身体のほうが勝手に準備を始めます。
期待と不安が同時にある、あのゾワゾワする時間ですね。
正直なところ、実際に触れている時間よりも、待たせている時間のほうが仕事をしていると思っています。
重ねていくと飛びます
見えない、動けない、分からない。
この3つを重ねていくと、首絞めで飛ぶのと同じ快感を得られるまで落ちます。しかも、命に関わるリスクがありません。
同じ快感を得られるのなら、そちらのほうがいいに決まっていますよね。
ソフトSMコースでやっているのは大体がこの手法です。
まとめ
「SMって、痛いのとか怖いのですよね?」と、よく聞かれます。
痛みを与えることや恐怖は道具や手法と一緒であって、行為そのものの目的ではありません。
目的は手放すことです。
一度でいいから、何も考えずに全部持っていかれてみたい。
そう思っている女性は、想像よりもずっと多い印象です。
自分にとっての鍵がどれなのか…、
それを一緒に探すのが自分の仕事だと思っています。
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