イッたことがない…⑤
このところ、「中イキ(ポルチオ)したことがない」、「彼とエッチしてもイッたことがない」との、ご依頼が立て続けにありましたので、予習復習の意味も込めて再確認してみたいと思います。
過去に書いた記事も参考にしてみてください。
中イキ(ポルチオ)のメカニズム…
そもそも、中イキ(ポルチオ)…オーガズムを感じる為には、
上記が重要になると考えています。
つまり中イキするには、「性的に興奮している状態で膣周辺を愛撫し、膣周辺の筋肉の収縮と弛緩を起こさなければならない」と、いうことです。
中イキできない原因…
やはり一番多いと感じるのは、「膣のバルーン現象(風船のように膨らむ)」だと思います。
通常、中イキする時は膣がバルーン現象になり、収縮と弛緩を伴う痙攣をリズミカル(約1秒間隔)に起きます。
多くの女性はイキそうになると、頭の天辺から足の指先まで全身を硬直させ、目一杯力みます。
力みすぎると、骨盤周辺の筋力の弛緩が起こりにくく、バルーン現象が収まらず、結果として中イキの一歩手前で快感がストップしてしまいます。
このバルーン現象が収まらない状態でも、しばらく愛撫を続けると中イキできる女性もいますが、息が苦しくなってしまったり、力み過ぎて頭が痛くなってしまったりと、途中でギブアップされる方もいます。
どうすれば中イキできるのか…
オーガズムとはどんな感じ…、実際に経験してみないと本人にしか分かりません。
いくら言葉で説明しても、脳とカラダが経験しない限りオーガズムを体感することはできません。
合理的な方法だと考えているのが「クリトリス主導での中イキ」です。
オナニーでもセックスでも、どちらでも構いませんが、クリイキできることが最低限の条件になります。
普段、オナニーをする時におもちゃを使っていても、指でしていても大丈夫です。
気持ちが良くなったらポルチオ周辺を刺激します。
バイブでも指でも構いませんので、クリトリスを刺激しながら指ないしバイブを挿れてポルチオを刺激続けること。
クリトリスでイキそうになったら、クリトリスへの刺激を止めてポルチオだけの刺激でイッてみる。
ここで重要なのは、「繰り返すことでポルチオの気持ち良さを覚える」ことと、「力の抜き方を覚える」ことです。ブリッジ法といわれる方法です。
過去記事にまとめてありますので、こちらも合わせてご覧になってください。
理屈ではオナニーで中イキできればセックスでもイケるハズ…と、なります。
もちろんオナニーは自分主体ですので、気持ちが良いポイントに自分で当てれる訳ですから、見当違いなセックスをされた場合は「セックスでもイケるハズ」に結びつけるのはいささか強引な気もします。
ペニスの挿入角度、当たるポイント、挿入時間…、この辺りをお互いの意思疎通で修正しないとダメだって話ですね。
性感マッサージ師としての役割として…
性感帯開発で気を付けていることは、「単純な刺激の繰り返しで快感を得るカラダへと変化させる」こと。
性感マッサージ師のテクニックをこれでもかと駆使してイカせても、プライベートでイケるようになることは…残念ながらありません。
「HiROさんじゃなきゃイケないカラダになってしまった…」では本末転倒ですからね。
快感の追求の為なら、惜しみなくテクニックは披露しますが…。
施術時間には限りがありますので、短時間で性的嗜好を見抜き、いかに性的に興奮させ、快感が積み上がるポイントを愛撫できるか。
顔や声の変化、身体の筋肉の反射、体温や発汗の状態、性感帯の変化etc…。
これらを総合的に判断しながら、カラダの反応や状況に応じて施術を変化させる訳ですから、一般男性には到底踏み込めない世界…。
「どんな愛撫でも感じれるカラダ」を目指しませんか?