中イキができない…女性が中イキできない原因は?

セックスをする理由って何だとお考えですか?

パートナーなどとのセックスでしたら「愛情表現」、「スキンシップ」、「性的快感」、「子作り」などかと思います。

では、オナニーの場合はどうでしょうか?

「性的快感」を理由に上げる方がほとんどではないかと思います。

中イキ未経験は59%

中イキのおさらいですが、中イキとは膣内を刺激されてオーガズムを迎えること。Gスポットやポルチオでイクことを指します。クリトリスでイクことは外イキといいます。
一般的には、クリトリス < Gスポット < ポルチオ と、得られる快感は大きくなるといわれています。

ある女性向けアダルトグッズサイトの調査では、中イキをしたことがない女性は100人中59人いたそうです。

出典:VOLSTANISH

なぜ中イキできないのか?原因は?

結論からお伝えすると、

膣内に神経が少ないのが原因です。

神経が少ないということは、神経を介して感覚器官から得られる情報が少ないので、刺激(快楽)を感じ取ることが難しいということです。

女性の子宮は説明するまでもなく、赤ちゃんを産むための生殖器です。出産の際の痛みを抑えるために、膣内には神経が少ないといわれています。

出産の際に感じる痛みは子宮が収縮する際や子宮の出口が引き伸ばされる際の痛みで、子宮周辺の神経がその痛みを感じ取っているそうです。膣内に神経が多かったら、想像すらできないほどの痛みになるのではないでしょうか…。

なので、59%の女性が中イキできないことは何ら不思議でもありません。

中イキできる理由。共通点は?

では、なぜ41%の女性は中イキできるのでしょうか。

一概に「コレで必ず中イキできる」という手法はありません。ですが、長い間、沢山の女性の性感帯開発をしていますので、中イキのメカニズムや中イキできる女性の共通点は理解しています。

中イキできる女性の共通点は、

性的興奮状態であること
脳内ホルモンの分泌
膣周辺がリズミカルに痙攣し、筋肉の収縮と弛緩しかんがあること

この3つが重要な条件だと思います。

41%の女性は潜在的にからなのか、性感帯を開発されての結果なのか、3つの条件をクリアして中イキをできるということです。

性的興奮状態にあること

男性だと勃起した状態、女性だとアソコが濡れた状態のことです。体温が上昇したり脈拍が増えたりします。
いわゆるドキドキです。これがないと何も始まりません。

脳内ホルモンの分泌

性的興奮をすることで脳内から様々な脳内ホルモンが分泌されます。

代表的な脳内ホルモンは3つありまして、

・オキシトシン(幸せホルモン)
・エンドルフィン(快感物質)
・ドーパミン(脳内麻薬)

になります。

脳内ホルモンが分泌されることにより脳が本能優位となり、刺激が何倍にも感じ取れたりします。(脳内ホルモンの分泌量や作用には個人差はあります。)
いわゆるトランス状態(変性意識状態)になり、精神が激しく高揚した状態…ハイになる状態に似ています。

痛みや苦しみが気持ちがいいと感じれるのは、この脳内ホルモンによる脳の誤作動に起因すると考えています。
簡単にいえば、脳が「気持ちがいいと感じる刺激(痛み)の範囲を広げる(快楽解釈の拡張)」現象でしょうか。

脳内ホルモンにも反応しやすい・反応しにくいがありまして、これは「お酒に強いか弱いか」を例に上げると伝わりやすいかと思われます。
同じ量のお酒を飲んだとして、お酒に強い人は酔わないがお酒に弱い人は酔ってしまう…と、似ています。

脳内ホルモンに反応しやすい女性は比較的に中イキのオーガズムを得られやすく、反応しにくい女性は膣内の快感を感じ取りにくい傾向になります。

脳内でのメカニズムの話なので、可視化ができないことが悩ましいところではあります。

筋肉の収縮と弛緩

医学的に女性がオーガズムを迎える際には「筋肉の収縮と弛緩」が起こるとされています。

これはどういうことかと言うと、膣周辺の筋肉の力みと緩みがリズミカルに起こることを指します。痙攣するということです。
具体的には、骨盤内にある骨盤底筋群(PC筋)が収縮と弛緩をすることで、その刺激が周囲の神経を伝わって快感を感じているということです。

日常生活において、この骨盤底筋群は収縮と弛緩をすることはないのか?というと、普通にあります。
では、なぜ骨盤底筋群が収縮と弛緩をしても快感を得られないのというと、それは「性的興奮状態にないこと」、「脳内ホルモンが分泌されていないこと」があります。

中イキ経験のある筋トレ女子のなかには、「筋トレ中に中イキしそうになる」という話を耳にしたことがあります。
それは条件反射くる「起こり」だと考えます。

筋トレで大殿筋や腹筋を鍛える際に骨盤底筋群も収縮と弛緩を繰り返します。筋トレ中は脳内ホルモンのドーパミンやエンドルフィンが分泌されるそうです。この時の骨盤底筋群の動きが中イキの動きと似ているため、脳内ホルモン+条件反射でイキしそうになる感覚がする女性もいるそうです。そこに性的興奮が加わればイク可能性は大です。
この場合は、中イキよりは脳イキという表現のほうがしっくりします。

まとめ

今回は女性が中イキが難しい理由とメカニズム、脳内ホルモンと筋肉の収縮と弛緩の内容になります。

性的興奮状態であること
脳内ホルモンの分泌
膣周辺がリズミカルに痙攣し、筋肉の収縮と弛緩があること

次回は「どうすれば中イキができるのか」について、もう少し深く掘り下げてみたいと思います。

 

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